ARATARA
HAIR
RESORT

bboard_02.jpg bboard_03.jpg img20240911181649708261.jpg img20240911181650520741.jpg img20240911181650515654.jpg img20240911181650237911.jpg

CONCEPT

そのころわたくしは、
モーリオ市の博物局に
勤めて居ました。

十八等官でしたから役所のなかでも、ずうっと下の方でしたし俸給もほんのわずかでしたが、受持ちが標本の採集や整理で生れ付き好きなことでしたから、わたくしは毎日ずいぶん愉快にはたらきました。
殊にそのころ、モリーオ市では競馬場を植物園に拵え直すというので、その景色のいいまわりにアカシヤを植え込んだ広い地面が、切符売場や信号所の建物のついたまま、わたくしどもの役所の方へまわって来たものですから、わたくしはすぐ宿直という名前で月賦で買った小さな蓄音器と二十枚ばかりのレコードをもって、その番小屋にひとり住むことになりました。

MENU

メニュー

BLOG

スタッフブログ

 [%article_date_notime_dot%][%category%]

[%title%]

RESERVE

ご予約

あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、
うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。